なぜ銃関連の装備が必要か
猟銃を猟場に持ち出す際、単に銃と弾薬だけでは不十分です。まず、銃刀法関連で、銃を公共の場で露出しないため、ガンカバーやガンケースが必要になります。そして、銃の保持や、メンテナンス道具なども必要です。
以下に、出猟前に準備すべき銃関連の装備を具体的に挙げ、その必要性と選び方を解説します。
1 ガンケース(ほぼ必須)
必要性:自宅から猟場までの移動中、銃を安全に運搬するためにはガンケースが不可欠です。銃刀法では、銃を公共の場で露出しないことが求められ、ガンケースはそのための装備です。また、ケース内部にクッションがあることで、輸送中の衝撃から銃を保護できます。
選び方:ハードケースとソフトケースがありますが、公共交通機関を使わない場合はソフトケースで十分です。防水性や内部のクッション性を確認し、銃のサイズに合ったものを選びましょう。価格は3,000~10,000円程度で、こだわりなければ廉価なものでよいと思います。
↑私が知る限り、一番これが安いです。二丁入り対応のため、銃検で二丁一緒に運びたいときや、代え銃身を銃本体と一緒に運びたいときにも便利です。
2 ガンカバー(必須)
必要性:猟場での移動中、銃をそのまま持ち歩くと、通行人や他の猟師に不安を与える可能性があります。銃刀法の考え方に基づき、銃を目立たないようにする配慮が求められます。ガンカバーは、銃を覆うだけでなく、汚れや小雨から銃を守る役割も果たします。他方で、猟場では軽さや取り回しが大事なので、あまりにしっかりしたものも考え物です。。
選び方:①軽量であること。②オレンジであること(大きいのは、山で落としても見つけやすい点)③スリングを外に出せること(ガンソックスだとこの点がNG)。価格は3,000~5,000円程度で、オンラインショップで手軽に購入できます。猟場での使用を想定し、コンパクトに収納できるものを選びましょう。
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↑ガンカバーは好みが分かれます。私は別のもっと安いのを買ったのですが、重くて不便でした。ベテランを見るとこれを使っている人が多いので、今期からはこれを使うと思います。
3 メンテナンスキット(必須)
必要性:猟場では、銃が泥や埃、湿気で汚れることが避けられません。汚れたまま放置すると、銃の性能低下や錆の原因になります。このあたりは各人の流派もありますし、順々に買い揃えていけばよいと思いますが、最初はWD-40というオイルスプレーと、洗い矢キット、ウエスがあれば、ほとんどの状況に対応できると思います。
4 スリング(任意だが、あると相当楽)
必要性:タツマでは長時間待機することが多く、銃を常に手で持つのは大変です。特に山岳地帯では、両手を使う場面も多いため、スリングは必須の装備です。スリングがあれば、銃を肩に掛けて移動でき、疲労を軽減しながら安全に銃を携帯できます。
選び方:最初は、シンプルで耐久性があり、何より安い、ナイロン製のスリングがおすすめです。また、最初は2点スリングが使い方もわかりやすく(首からかけて、銃口を下に向けるだけ)てよいと思います。ただ、銃によってはスイベル(金具)などが必要になる場合があるので、確認してください。
5 ドットサイト(任意だが、あると相当楽)
必要性:ドットサイトは必須ではありませんが、初心者にとって特に有効な装備です。本州の山など、近距離(50m以内)での猟が中心の場合、ドットサイトは命中精度を向上させます。スコープに比べて視野が広く、動く獲物に対応しやすいのが利点です。
選び方:まずは高価なモデルは必要なく、30,000円~40,000円程度のエントリーモデル(例:HOLOSUN HS403B )で十分です。ただ、条件が2つあり、①実銃対応のものを買いましょう。(重要。レプリカは安いのですが、スラッグ弾を撃った場合の衝撃に耐えられず、数発撃っただけでお釈迦になる可能性があります。。)②自分の銃のレール(ピカティニー?ウィーバー?)に適合するか確認しましょう。お手持ちの銃にマウントがない場合は、追加設置可能か、銃砲店にあらかじめ確認しましょう。
↑これは、上記要件を満たしております。ただ、段々高くなっている印象があります。早めに買うことをお勧めします。
なお、高倍率スコープにあこがれる気持ちは痛いほど良く分かりますし、私もぜひ欲しいと思うのですが、視野が狭くなるので、本州の巻狩に参加する初心者には不向きと言われて思いとどまっています。。ハーフライフルによる北海道でのエゾシカ猟を想定しない限り、ドットサイトが最適だと思います。
装備の入手方法とコストパフォーマンス
これらの装備は、総額で2~4万円程度で揃えられます。決して高額ではなく、Amazon等で手軽に購入可能です。とりあえず、安いものでよいので、一通りをそろえましょう。また、猟友会や地元の猟師仲間から中古品を譲り受けるのも一つの手ですが、状態をしっかり確認しましょう。
銃以外の装備について
銃関連の装備以外にも、猟には多くのアイテムが必要です。たとえば、適切な靴(スパイク付き長靴など)、ナイフ、ロープなどは、猟の安全性と快適性を大きく左右します。高額である必要はありませんが、最低限必要な品質もあり、なんでもよいわけではありません。この辺りは、別記事でご紹介します。
注意点
法令の確認:装備を使用する前に、銃刀法や地域の猟銃関連規則を再確認しましょう。特に、ガンケースやガンカバーの使用は、警察の指導に従ってください。
試用と慣れ:新しい装備は、猟場で使う前に自宅で試し、使い方に慣れておくと安心です。特にドットサイトは、ゼロイン(照準調整)が必須です。
メンテナンスの習慣:猟後は必ず銃を清掃し、装備も点検しましょう。スリングやケースの破損は、思わぬトラブルにつながります。
結論
出猟前に準備すべき銃関連の装備は、スリング、ガンケース、ガンカバー、メンテナンスキット、そして任意でドットサイトです。これらは法令遵守、安全性向上、銃の保護に欠かせないものであり、初心者でも手軽に揃えられる価格帯です。Amazonなどのオンラインショップを活用し、信頼性の高い製品を選べば、安心して猟に臨めます。銃以外の装備も重要ですので、全体の準備を計画的に進め、責任あるハンターとしての第一歩を踏み出してください。


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