熊対策に初心者ハンターができる事は無い

猟場

初心者では無理

熊による被害がニュースになる中、ハンターへの期待が高まっていることをうっすら感じます。それ自体は、本サイト趣旨からは大変好ましいことであります。他方、冒頭から身も蓋もないことを書きますが、初心者ハンターに熊退治は無理です。厳密には、無理ではないですが、命の危険が多分にあり、絶対におすすめできません。

なぜ初心者では無理か

時速60キロで走れる熊に対峙して「安全な距離」など存在しませんが、あえて言うのであれば、熊がこちらに気づく確率が相対的に低い、100m以上はまだ比較的安全ということができるかもしれません。https://www.shiretoko.or.jp/higumanokoto/bear/bear2/(知床財団様HP)

もし、我々ハンターが熊を銃猟で捕獲するのであれば、当然、100m以上の距離から狙撃したいと思うはずです。他方、ここで初心者が引っかかるのが「ライフル10年縛り」です。ご存じの通り、300~500mも有効範囲、弾数も5発(弾倉)+1発(薬室)=6発あるライフルは銃猟において心強い味方であり、危険な相手を向こうに回す際には必須装備と言えるはずです。他方、このライフルの所持許可は原則として銃の免許を10年維持する必要があるのが現状です。そのため、もし熊に初心者が立ち向かうのであれば、散弾銃で立ち向かう必要があります。

想像してみてください。散弾銃で大物猟に使うスラッグ弾の有効射撃距離は50m~100m、弾数は2発(弾倉)+1発(薬室)=3発。100mギリギリで見つけて射撃したとしても、1発目を外してこちらに気づかれ、激高した熊がこちらに時速60キロで突入してきたら、、、ちなみに、時速60km=秒速16.6m。加速する時間があったとしても、100mを6秒強で突っ込んでくる計算です。1発目を外したあなたの銃の弾倉に残っている弾は残り2発。その2発で熊のバイタルを打ち抜けなければあなたはミンチです、という状況下で、当てられますでしょうか。少なくとも私は無理です。ハーフライフルであれば有効距離は伸びますが、3発という状況は変わりません。

結論として、我々初心者が熊と対峙することは困難&ベテランに任すのがよい、ということになるかと思います。あるいは、箱罠などを自治体の方と連携して設置しましょう。初心者の散弾銃の出る幕ではありません。

取るべき対応:熊に会わないようにしよう

この題名を掲げる際、とても躊躇したのですが、少なくとも生兵法で熊に対峙することをお勧めするより、実態をお伝えする方が誠意ある対応かと思い、このような腑抜けた記事になることをご容赦ください。何のための銃だよ?と言われそうですが、熊スプレーのリンクを張っておきます。

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