【銃、持ち物、設備】ガンロッカーの、釘打ち以外の固定方法(重りを使う)

銃、持ち物、設備

ガンロッカーを釘打ち以外で固定する方法

猟銃を所持するために必要な対応の一つが、ガンロッカーと弾薬ロッカーの設置です。銃刀法第10条の4第2項、ならびに銃刀法施行規則第83条により、これらのロッカーは「容易に持ち出せない」ように固定することが義務付けられています。しかし、賃貸物件に住む方にとって、釘による固定は壁や柱を傷つける為、敬遠されがちです。そこで本稿では、ビス止め以外の方法でガンロッカーを固定する方法について解説します。

なぜビス止め以外の方法が必要か

賃貸住宅では、退去時に原状回復が求められることが一般的です。釘打ちでガンロッカーを固定した場合、壁や床に穴が開き、修繕費用が発生する可能性があります。また、マンションの管理規約で構造物へのビス打ちが禁止されている場合もあります。このような状況で、釘打ち以外の固定方法が注目されます。特に、重量による固定方法は、持出困難にする有効な手段として知られています。

重量による固定の基本

警察庁が定める基準は、ガンロッカーと弾薬ロッカーを「容易に持ち出せない」状態にすることです。その一つとして、17キロ以上の重りを入れることで、この要件を満たせるとされています(出典:猟銃等取扱いの知識と実際p59 全日本指定射撃場協会)。この方法なら、賃貸住宅でも壁や床を傷つけずに済みます。ただし、この基準は地域で解釈が異なるため、事前に所轄署の生活安全課に確認することをお勧めします。

重りとして最適な素材は?

重りとして使用する素材にはいくつかの選択肢がありますが、以下に代表的なものを挙げ、比較します。結論としては、鉛をお勧めします。

:入手が簡単で安価ですが、1リットルあたり1キロと密度が低く、17キロを確保するには17リットルもの容量が必要です。ガンロッカーの内部スペースを大きく占めるため、実用的ではありません。
石や砂:これも入手しやすい素材ですが、水同様に密度が低く、かさばります。また、細かい砂がロッカー内部に散らばると、銃器のメンテナンスに影響を与えるリスクもあります。
:鉄は水や石より密度が高く、コンパクトに重量を確保できます。ただし、錆びやすいため、湿気対策が必要です。また、形状が整っていない場合、ロッカー内で動いてしまう可能性があります。
:鉛は密度が非常に高く(約11.34g/cm³)、少ない体積で大きな重量を確保できます。たとえば、17キロの鉛は約1.5リットルの体積で済みます。特に弾薬ロッカーは小さいので、コンパクトであることは大きなメリットです。また、金銭的なコストも、鉄や他の素材と比較してバランスが良く、入手も比較的容易です。
以上の比較から、鉛が最も実用的でバランスの良い選択肢であると考えられます。

私がおすすめする重り:ダイビング用ウェイト

鉛を使った重りの中でも、特におすすめなのがダイビング用のウェイトです。ダイビング用ウェイトは、通常、1個あたり2キロ程度のものが一般的です。つまり、2キロのウェイトを9個使用すれば、18キロ(17キロを超える重量)を確保でき、非常にコンパクトなスペースで収納可能です。

↑これを3セット用意して、2キロを18個とし、それぞれをガンロッカー、弾薬ロッカーに9個づつ入れると、ちょうど18キロづつになり、上記条件をクリアできるはずです。(もちろん、最終的には警察の担当者の指示を仰いでください)

具体的には、こんな仕上がりになります。銃を立てて保管しても、銃床とほぼ干渉しないことから、銃の保管の邪魔になりづらいため、大変おすすめです。

ガンロッカー用意の次にやること。ここからが楽しい。

ガンロッカーの用意は、今回の記事にある固定方法の検討や、設置スペースの確保など、かなり大変だと思います。この後のアクションは、所持許可取得や狩猟免許取得、ならびに各種装備の購入です。ガンロッカーの選択で個性を発揮できる部分は少ないですが、装備購入は、自分のスタイルを大いにアピールできる場所です。是非、時間をかけて選んでみてください。ここからが少しづつ楽しくなってくると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました