【はじめに】都市在住のハンターを増やしたい理由など

はじめに

初めまして。私は首都圏で暮らすサラリーマンでありながら、趣味で狩猟を楽しんでいる者です。狩猟の世界に足を踏み入れて以来、日本の自然や社会が抱える課題に目を向けるようになりました。その中で特に感じているのが、ハンターの減少という現実です。以下、都市在住のハンターを増やしたいと考えている理由をお伝えしたいと思います。

日本の狩猟免許取得者は減少傾向にあり、解決が急務

ハンターは、野生鳥獣に対する深い理解と感謝の念を持ち、とらえた獲物を「いただく」ことをとても大切にします。また、ハンターは、狩猟免許試験に合格して狩猟免許を受けており、猟具(銃器、わな、網)の安全で適切な使用に関する知識と技術を持っています。こうした倫理観、知識、技術を持つハンターが行う狩猟は、野生鳥獣の個体数を適正に維持し、野生鳥獣と人が共存していくために、重要な役割を担っています。一方で、近年ハンターの減少や高齢化が顕著です(狩猟者数は、昭和50年代の50万人以上をピークに、平成22年度は、20万人以下まで減少し、さらに60歳以上が60%以上を占めています)。

ジビエブームや獣害被害で、新規参入希望者は一定数存在

一方で、新規参入希望者が増える土壌はあると考えています。近年、ジビエ料理が注目され、外食産業や家庭でもその需要が増えています。農林水産省の調査では、令和5年度に捕獲されたシカやイノシシのうち、ジビエとしての利用量が前年度比で増加していることが確認されています(農林水産省 令和5年度野生鳥獣資源利用実態調査結果)。

また、シカやイノシシによる農作物被害も深刻で、令和5年度の全国の農作物被害額は164億円に上り、特にシカによる被害が70億円、イノシシによる被害が36億円と報告されています(農林水産省 全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和5年度))。こうした状況から、狩猟に興味を持つ人が一定数いることは想像に難くありません。私が知る限り、都市部でも「何か始めたい」と考える人が増えているように感じます。この機運を逃さず、具体的な一歩につなげることが重要だと考えています。

若い世代、特に50代以下の参入に期待したい

加えて、今後のことを考えると、ハンターとして長く活躍できる体力と意欲を持った人、特に、50代以下の「比較的若い」世代に注目しています(私が参加している猟隊の主力は70代です、、)。山を歩き、猟場で活動するには一定の体力が必要ですが、50代以下であれば、その力を維持しながら10年、20年と続けられる蓋然性が高いことがその理由です。もちろん、年齢だけで判断するつもりはありませんが、長期的な視点で自然を守る担い手として若い世代が参画すれば、日本の山里のサステナビリティが向上するのではないか、と淡い期待を抱いていります。

若い人は都市部に多い傾向、その参入が解決策に

そのような前提をおいた際、良いか悪いかは別として、若い世代は都市部に集中しています。総務省のデータによれば、2023年時点で東京都の20~50代人口は約680万人を超え、全国の同世代の約3分の1を占めています(総務省「住民基本台帳人口」)。一方、地方では過疎化が進み、若者の流出が課題です。この現実を踏まえると、都市在住の若い人々がハンターとして参入することは、減少する地方ハンター人口を補う現実的な解決策の一つだと考えています。私自身、都市で働きながら狩猟を始めた一人として、彼らにもその可能性があると確信しています。都市部には資金や情報へのアクセスもあるため、工夫次第で道が開けるはずです。

都市部の住人がハンターになる制約の解決が目標

ただし、都市在住者がハンターになるには、いくつかの壁があります。例えば、銃や装備の保管場所、猟場へのアクセス、時間的な制約、そして何より情報不足です。私も最初は、どこから手を付ければいいのかわからず戸惑いました。猟友会や銃砲店の情報が少なく、免許取得の手順もわかりにくいと感じた経験があります。それでも、少しずつ試行錯誤を進めてきた結果、今では猟を楽しめるようになりました。この経験から、都市部の人々が抱える制約を解消し、「やってみたい」から「やれる」に変えるサポートが必要だと痛感しています。

そこで、このサイトでは、都市在住者がハンターになるまでの具体的なステップを丁寧にお伝えするつもりです。免許の取り方、費用、装備の選び方、仲間とのつながり方など、私が学んだことを余すことなく共有します。たとえば、猟友会への加入や警察とのやり取りも、事前に準備すれば怖くありません。こうした情報を整理し、知識のハードルを下げることで、一人でも多くの人が第一歩を踏み出せるようにしたいのです。後続の記事で詳しくお伝えしますので、どうぞご期待ください。

最後に

都市在住のハンターを増やすことは、単なる私の願いではなく、日本の自然や社会を守るための一歩だと考えています。減少するハンター、増える獣害、そしてジビエへの関心——これらを結びつける鍵が、都市に暮らす皆さんにあるかもしれません。私にできることは小さいかもしれませんが、このサイトを通じて、少しでもお役に立てれば幸いです。

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